今まで間違っていた努力の向きを「腹筋を割る」方向へ向けるためには、腹筋についての真実を知ることが一番大切です。
そして、腹筋は正しい知識されもっていれば、誰だって”バッキバキ”に割ることができるのです。
割れた腹筋はすでにある
腹筋が割れない原因について説明する前に、まず最初に覚えておいてもらいたいことがあります。
それは、「誰でも腹筋は割れている」ということです。
つまり、いくら筋肉がない人でも、脂肪がたくさんある肥満体質の人でも
人体の構造上、腹筋というのはもともと割れているのです。
割れていない理由は「脂肪が多すぎる」
腹筋が割れていない人の最も大きな原因は、脂肪が多すぎるということです。
先程、腹筋は誰でも割れているという話をしましたが、多くの人は腹筋の上にたっぷりの脂肪が乗っかっているため、その腹筋が見えていないだけです。
そのため、いくら熱心に筋トレをして腹筋を鍛えたとしても、お腹の脂肪を削ぎ落とさないかぎり、美しい腹筋を手に入れることはできないのです。
脂肪を落とす=美しい腹筋ではない
「じゃあ、脂肪を落とすだけで腹筋は割れるのか?」
と言われると、実はそういうわけではありません。
もちろん、脂肪を減らせば、ある程度、割れた腹筋の筋が見えてきますが、
それだけじゃ美しい盛り上がった腹筋は手に入りません。
「盛りあがった腹筋が欲しい」というのなら、脂肪を落とした上でさらに、
腹筋の筋肉を大きくしていく必要があります。
これが、世間一般的に言われている「腹筋運動」に当たるわけです。
要するに、脂肪を削ぎ落とした上で、腹筋を強化していけば、
美しい腹筋が次第に浮かび上がってくるということになります。
腹筋だけ部分痩せはほぼ不可能
基本的に部分痩せはできません。 基本的にと付け加えたのは、部分痩せの定義にもよるからです。 少なくとも、私達の目的である「腹筋を割る」という観点からすると、部分痩せはできません。
腹筋が熱く焼けるように感じるのは、脂肪が燃焼しているからでは無く筋肉が追い込まれてダメージを受けているからです。
いくら腹筋運動によって腹筋に刺激を与えたところでお腹まわりの脂肪は何の影響も受けませんし、逆に脂肪が燃焼されることで筋肉が発達することもありません。
身体全体のトータルで考えよう
お腹まわりの脂肪を落とすためには、身体全体トータルで考える必要があります。
体脂肪というのは、エネルギー源として身体に蓄えられているもので、脂肪のつきやすいところやつきにくいところという違いはありますが、身体全体に分散しています。 ですから、お腹まわりの脂肪だけを燃焼したり、二の腕だけの脂肪を減らしたりすることはできないんです。
つまり、身体全体の脂肪を落とすことで自然にお腹まわりの脂肪も少なくなっていくということです。 これが筋肉を鍛えることと、脂肪を燃焼させることを別々に考えなければいけない最大の理由です。