ジムで筋トレをしているとたまに「ウォーー」と声をあげながら筋トレをしている人を見かけたりしないでしょうか?
実は闇雲に声を荒げているわけではなく意味があるんです。
シャウト効果とは?
大声を出したらパワーアップするというのは感覚的な話ではなく、ましてや漫画やアニメの世界だけの話といったものではありません。
それには、「大声を出すと脳内のアドレナリンを一時的に増加させて、脳と体を活性化させることができる」という科学的根拠があるんです。
これがシャウト効果(シャウティング効果)と呼ばれるものです。
アドレナリンは副腎が出すホルモンの一つで、交感神経を刺激する物質です。
アドレナリンが分泌されると、心拍数や血圧が上がって筋肉に血液が行き渡り、瞳孔が開いたり、覚醒度が上がります。
つまり、アドレナリンが分泌されると「臨戦状態」になるということです。
シャウト効果にはどんなメリットがあるの?
筋力の増加する
トレーニングジムに行くと、「ハッ!!」「ふん!!」「ウォリャー!!」といったような大きな声が鳴り響いているかと思います。
シャウト効果のイメージは「火事場の馬鹿力!」のように緊急事態に発する声のイメージを思い浮かべると良いです。
このシャウト効果の優れている点は息を吐き出しながら力を発揮している点です。
科学的には約5%~7%ほどの筋出力アップをもたらす可能性があるとされている。
集中力や判断力がアップ
アドレナリンが分泌されると精神的な面でも良いことがあるんです。
それが「集中力や判断力の向上」です。
アドレナリンは、心拍数や血圧をあげる作用があり、体に程よい緊張感を与えてくれます。そして、適度な緊張は集中力や判断力を高めて、高い運動効果をもたらします。
つまり、シャウト効果によって心拍数や血圧が上がって、脳が興奮・緊張状態になることで集中力や判断力が一時的に高まるのです。
まとめ
シャウトがOKな場所であれば、適度な声量でシャウトしてみてはいかがでしょうか。
自身の持っている元気と潜在能力がモリモリと沸き出してくるかもしれません。